BB周りの異音
<9月頃のお話>
BBを圧入するタイプのフレームに乗っているとよく聞く異音話。私もCanyon乗り出してBB86になったため直面することに。ただ最初に言っておくとこの異音は、
ただの整備不良
だったという。。。
1.異音発生
乗り始めて数ヶ月たった9月ごろにペダルを漕いでいると
カシュカシュ
っと擦れる様な音がなり始めた。圧入BBの洗礼かなと思ってうんざり。やっぱり音がなると気になって精神衛生上良くない。鳴る状況は軽いギア回したり、ダンシングしてトルクかけたりして観察してみたらこんな感じ。
- トルクかけた時に鳴りやすい?と思ったらそうでもない
- 周期的に鳴っている訳ではない
- 擦れる様な音
原因ははっきりは分からなかった。組見上げた当初(2018/6)は鳴らなかったんだけど。。。
2.ひとまずバラしてみた
音がなっていたのは明らかにBB周りだったので、清掃したら収まるかもと思い、クランク抜いてBBを見てみた。
「砂とか埃とかあるかな?」とある意味期待していたけど、綺麗なもんだ。指で回してみてもゴリゴリ感なし。ちなみにBBはWishboneのBB86を利用。”異音に強い”って聞いてこれにしたんだけどな、とやや疑いの目で見つめていた(ごめんなさい)。。。クランクも綺麗なもので何が原因やらさっぱり。
3.再現確認→原因追求
観察しながら音を鳴らしてみたら原因がわかるかもしれないと思い、クランクやチェーンを元の状態に戻して自転車を逆さまにしてクランクを力一杯回したり、軽いギアで早く回したりしてみた。
他の音がうるさくてよく分からない
そりゃそうだよなと思い、怪しいBBとクランクだけにするため、一旦クランクを抜いて、クランクをチェーンから解放(※)。その状態で回してみた。
10秒すぎあたりに微かに聞こえる音が異音の正体。左クランク外した状態で鳴っているこの音はBBとクランクが擦れている、つまり空転している?ってことかなと思い、いろいろ考えてみたら左クランクをしっかり奥まで入れてなかったみたい。
こういうこと。ここに隙間があると左クランクについてるOリングがBBにちゃんと接してくれなくて、時折空転してしまうみたい。ということでクランクキャップをしっかり締めたらバッチリ異音が消えた。。
※チェーン内側に落としてもいいけどフレームとクランクに挟まったりすると怖い。
4.急に鳴りだした理由
月1くらいでフレームをWAKOS バリアスコートでコーティングしていた。その時、拭きにくいからクランクやらブレーキやら外していたんだよなぁ。その時の戻しミス。
まだまだ整備下手だなと反省。
5.Wishbone BB
かなりお高いBBだけど、しっかり整備した状態で乗れば異音は全くしない。回転は軽い。現在、4,000km弱。