自転車を始めるときの初期投資

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スポーツバイク(※)を始めるとき、自転車本体以外にもお金(投資)が必要になります。

最初に揃えるべきものは少なくても、比較的早いうちに色々と必要となるのです。
どうせならあったほうが良いもの、ないと困るもの…等々、思いつくものを書き出してみようと思います。

一部のパーツには目安の価格を記しましたが、ホントにただの目安です。また自転車屋さんに取り付けを依頼する場合、別途工賃がかかります。

※スポーツバイクの定義
一般的にロードバイク・マウンテンバイク・クロスバイクが含まれるかと思います。
ここではそれらに加え、リカンベントや小径車など、レクレーションに使用するすべての自転車を対象に…というより、区別せずに扱います。
車種毎に色々違うところもあるのでしょうけど、その辺は大目に見てください。

法令等により必要なもの
ライト(灯火/前照灯)

充電池式のライト

目安:3,000円~ 道路交通法により、夜に走るなら必須です。購入時に銀色(あるいは白色)の反射板が付属している場合がありますが、それではダメです。

規則やJISに明るさの目安や規定があるので、ちゃんとした明るいのを買いましょう。
明るい懐中電灯を自転車に流用したものもあります。

赤い反射板もしくは尾灯

反射板と尾灯を兼ねた物

道路交通法により、夜に走るなら必須です。大抵の自転車には赤い反射板が付属しているので、おそらくそれで大丈夫だと思います。

発光式(今日ではLED)のもいろいろあります。発光面が小さなものはあまり目立たないということと、せっかく取り付けても点灯するのを忘れると違反になりかねないので注意です。

ベル(警音器) 目安:数百円~ 道路交通法により、装備が義務付けられています。

厳密には鳴らさなければいけないタイミングが定義されているため、それに従うためにはいつでも鳴らせる状態である必要がある、つまり装備する必要がある…ということです。スポーツバイク店で自転車を購入した際、付属していないことが多いのは何故でしょうね。そのまま乗って帰ると、実は法令違反だったりします…。

防犯登録 目安:500円前後 「盗難などの被害に遭った場合、自転車が戻りやすくなります。」というビミョーな感じなのですが、公安委員会規則により義務となっています。

自転車の情報が警視庁に保管されるようです。未登録の物を入手した場合は、後からでも登録することが出来ます。

無いと走れないもの
ペダル 価格はピンキリ 高級な自転車(目安として10万円以上)にはペダルが付属していません。理由は「人により好みが異なるから」「どうせ交換するから」と思われます。似たような理由で、サドルやホイールには少し安い価格のものが付いていることが多いです。しかし、何故ペダルだけ付属していないんでしょうね。

ママチャリなどで一般的な「フラットペダル(安いもので1,000円前後)」と、専用の靴と組み合わせて使う「ビンディングペダル」があります。ビンディング式を選ぶ場合、別途専用の靴が必要になります。

取り付けにはペダルレンチ(15mm幅の薄いレンチ)を使用するタイプとアーレンキー(六角レンチ)を使うタイプがあります。どちらか一方に対応した物もあれば、両方に対応した物もあります。自分で取り付ける場合は工具が必要です。左側のペダルが逆ねじ(右に回すと緩む)になっています。

自転車から離れる際に必要なもの・盗難防止に必要なもの
スタンド

メンテナンススタンド(走行時は取り外す)

目安:1,500円
~5,000円程度
ママチャリでは当たり前に付属しているスタンドですが、一般的なスポーツバイクには付属していません。ロードバイクはもちろん、クロスバイクやMTBでも同じです。

趣味やフィットネスで乗っている人は基本的に自転車から降りない=離れないため、スタンドは不要なのです。一時的に離れる場合は、寝かせるか立て掛ける必要があります。キックスタンドやセンタースタンドの様に自転車本体に取り付けるタイプと、屋内保管やメンテナンスの時に一時的に取り付けるタイプ(走行する時は置いていく)があります。

重い・邪魔・見た目が悪い…という理由から嫌う人も多いです。軽快に走る自転車には「ダサい」というわけです。
自分はカーボンロードバイクに片足センタースタンドを付けていますが、だいたい「え!?」って言われます(笑)

カギ 目安:3,000円程度~ 大変残念なことですが、スポーツバイクは窃盗やイタズラの対象になり得ます。時々ニュースにもなりますね。コンビニでちょっと離れた時に盗まれるケースもあるようです。

頑丈な鍵は重く大きくなるのが常。自転車から離れる場所や時間に携帯性を勘案して妥協点を探しましょう。自転車の価格の十分の一のカギを買えという意見も聞いたことがあります。
スポーツバイクは前後のホイール(車輪)が外しやすいため、フレームと合わせてロックできると安心です。しかし自転車ごと担がれて持って行かれることも危惧すると…心配事は尽きません。

マンション住まいの人は、室内で保管する人が多いようです。

安全面で用意したいもの(義務ではない)
ヘルメット 目安:7,000円程度~ 頭を守るものです。万一に備えて被りましょう。被った姿に抵抗が…という方向けに、カジュアルなタイプもあります。

少し前に話題になりましたが、自転車は原則として車道を走るものです。そして、当たり前ですが車道には乗用車やトラックも走っています。
腕や鎖骨の骨折は「ケガ」の範疇で済むかもしれませんが、頭蓋骨の骨折は確実に洒落になりません。

グローブ(手袋) 目安:1,000円程度~ ケガの防止・クッション性・防寒性なんかが目的です。普通の手袋の形状(フルフィンガー)をしたものと、指先が無い(ハーフフィンガー/指切り)タイプがあります。

手のひらにクッション性があるものは、手の疲れや痺れを軽減してくれます。
フルフィンガータイプでスマホ等を操作する場合、グローブか機器のいずれかが対応している必要があります。

軍手を流用する場合は、手のひらの滑り止め(黄色のポチポチ)が無い方が使いやすいです。

サングラス 目安:数千円~ 眩しさ・紫外線・風・砂埃・虫・雨…なんかから目を保護します。目に物が飛び込むと一時的に視界が奪われるため危険です。

最初は普通のサングラスでも良いかもしれません。(自転車用は程よく風が入って曇りにくくなっていたりします。)
度入りのサングラスは高価なため、普段のメガネで走っている人も沢山います。

保険 目安:月額数百円~ 仮に自分が完璧だとしても、他者の事故に巻き込まれる可能性はあります。備えあれば憂いなしかもしれません。

何らかの保険に入っている場合は、そのオプション(特約)に自転車をカバーするものがあるかもしれないので要確認です。
また、自動車と同様にロードサービス(自転車を搬送してくれる)が付属したものもあります。

テンションが上がるもの・利便性の高いもの
サイクルコンピューター 目安:2,000円程度
~青天井
通称サイコン。とにかく、走るのが楽しくなります。初めて10kmをノンストップで走ったときや、初めて時速30kmを超えたときに実感を得るものです。

低機能な物でも速度と距離が分かります。スポークに取り付けた磁石とフレームに取り付けたセンサーとで回転数を計測し、そこにタイヤの円周を掛け合わせて算出するのが一般的です。
高機能な物になると記録できる項目(積算距離・最高速度など)が増えたり、ケイデンス(足の回転数)、心拍数、気温、高度、走行ログ(軌跡)なんかも記録できるようになります。地図やナビ(案内)機能が付いた物もあり、高い物だと10万円近くします。最近はスマホとの棲み分けが曖昧になってきており、スマホのアプリでサイコンの代用となるものも多数あります。

比較的低機能なサイコンにも利点はあり、1年近く電池が持つ物も多いです。

ボトルケージ 目安:1,000程度 飲み物の容器を保持するもので、自転車のフレーム(パイプ)に取り付けます。フレーム側に1~2箇所の取り付け箇所が用意されているのが一般的です。

差し込めるボトルの大きさは主に二種類で、自転車専用のボトル or 500mlのペットボトルです。両方に対応した可変タイプもあります。
色や形が多様であるため、フレームと同色にしたり差し色を入れたりと、カスタマイズの第一歩でもあります。

日常に必要なもの
フロアポンプ 目安:2,000円~ 空気入れのことです。

スポーツバイクでは、ママチャリに比べて頻繁に空気を入れる必要があります。ママチャリだと数ヶ月入れないこともザラですが、スポーツバイクでは少なくとも週イチが目安。性能を保ちたい人は乗る度に入れます。
空気が抜けると速度が出なくなるわ、乗り心地は悪くなるわ、パンクもしやすくなるわ…と何一つ良いことがありません。どんなに高級な自転車でも、空気圧管理を怠ったら宝の持ち腐れです。

自転車の空気を入れる部分(バルブ)には3種類の形状があるため、自分の自転車に合ったポンプを用意しましょう。3種類全てに対応したポンプもいっぱいあります。高いポンプには圧力計が付いていたり、少ない力で高圧が入れられるようになっていたりします。

よく心配されますが、空気の入れすぎでパンク(破裂)することはまずありません。反対に、空気が少ないとパンクしやすくなります。

アーレンキー

アーレンキーのセット

目安:1,000円程度~ 六角レンチのことです。

自転車のネジを定期的に締め直す「増し締め」というメンテナンスがあるのですが、基本的にアーレンキーのみで事足ります。
2,3,4,5,6mm辺りがセットになった物がお得です。

プラスドライバー 目安:数百円~ アクセサリー(ライト等)の取り付けや、ディレイラー(変速機)の調整、入門向けグレードのブレーキの調整なんかに使います。
マイナスドライバー 目安:数百円~ マイナスを求められる場所はホボ無いのですが、地味に出番はあります。ゴミを取ったり、ボタン電池を抜いたり…。
自分で整備をするために必要なもの
タイヤレバー 目安:数百円~ パンク修理を行う際、ホイール(車輪)からタイヤを取り外すために必要です。傷が付かないよう、プラスチック製になっています。
パッチ・ゴム糊 目安:数百円~ チューブに空いた穴を塞ぐものです。絆創膏の様にパッチに粘着剤が付いた物もあります。

ホームセンター等でタイヤレバーと一緒の「セット品」が売られていることがありますが、太いタイヤレバーだと使いづらいので見極めましょう。(改めて買い足しても大して高くないですが)

オイル 目安:1,000円~ いろいろな箇所に使用しますが、最も出番が多いのはチェーンでしょうか。オイルの種類によって耐久性が全く異なりますが、200~300kmというのは一つの目安かもしれません。

耐久性・耐水性の高いオイルはギトギトしていて汚れを呼びやすく、対してサラサラのオイルは耐久性・耐水性が低いですが汚れにくいです。
高級な物は潤滑性能が高く、走行時のノイズも小さくなります。ホームセンターで売っているミシンオイルや、百均の自転車用オイルを使用している人もいます。

過剰なオイルは汚れを呼ぶので、軽く拭っておきます。この際、毛羽立つ材質は避けましょう。ボロキレを使う場合、刃物で切らずに裂くとゴミが出にくいです。
ホームセンター等で売っているウエスやロールペーパーを使うのも手です。

トラブルの対処に携行したいもの
予備チューブ
or
パンク修理キット
目安:1,000円程度 出先でパンクした場合は、予備チューブに交換することが(おそらく)一般的です。チューブごと交換したほうが時間的にも労力的のも手っ取り早い…というのが理由です。
携帯ポンプ

様々なサイズの携帯ポンプ(右下は二酸化炭素のボンベ)

目安:1,000円台~ パンク穴を塞いだ後は、空気を入れる必要があります。

大まかに、超小型、中型、小型のフロアポンプのような物があります。
小さい物ほど容積が少ないため、いざ空気を入れる時は「押す回数」が増えるため大変ですが、携行性の観点では有利になります。

二酸化炭素のボンベを使用して一瞬で装填するものもありますが、失敗した時のリスクもあります。

タイヤレバー 目安:数百円~ 特に携帯用が存在するわけでは無く、上に書いた物と同じです。
携帯工具

大小の携帯工具

目安:1,000円台~ 折りたたみ式のアーレンキーやドライバーのセットで、手のひらに収まるサイズの物が多いです。

出先でブレーキやサドル位置を調整するのに使います。

サドルバッグ 目安:2,000円前後~ サドルの下(後側)に取り付けるバッグで、上に挙げた様なトラブル対応グッズやカギを収納します。御守りや双眼鏡、折りたたみ式のリュックを入れている人もいます。

サドル下だけではなく、ハンドルの前に取り付けるフロントバッグやバックパック(リュックサック)を使う人もいます。(もちろん併用する人も)

様々な色やサイズがあるため、ボトルケージと同様に個性を発揮できます。

…ということで、他にも挙げたら切りが無い(とくに工具周り)のですが、とりあえずこんな感じです。
汎用工具は既に持ち合わせていたりと、何を最初に揃えるかは人それぞれですが、自転車本体以外にザックリ2~3万円の覚悟は必要…ということになりますね。

背伸び(?)をしてでも最初に手に入れたい物を挙げるとしたら、ヘルメットとサイコンでしょうか。安全性とモチベーションは大切です!(笑)

あえて書きませんでしたが、自転車用のウエアも快適性や機能性が高いので検討してみてください。安くは無いですが…。